10年以上前に台風で、井の頭公園内にある自然文化園の展示施設「リスの小径」が倒木のため金網が壊れ、リスが30匹いなくなったので公園内で捕獲したら38匹になった、という話が結構好きです。逃亡の話が出た時には、井の頭公園付近を歩くときに「リスが出てこないかな」と何気にキョロキョロしたり、飼育されていたリスたちがちゃんと外界で食事できているかなと、余計な心配をしたのは私だけじゃないでしょう。
それが、捕まえたら38匹に増えていたって、何だか笑いました。子供が産まれて増えたのか、それとも自由に公園の中で生きていたリスも捕獲されたのか、真偽のほどはわからないみたいでしたが、どっちでも良いです。
これが減っていたら、カラスにやられちゃったんじゃないかとか、餌が探せず死んじゃったんじゃないかなど気を揉んでしまうのですが、増えたおかげでぷっと笑わせてくれるニュースでした。
その頃にいたリス達の3世代か5世代後が、今いるリス達だろうけど、もし今同じことが起こっても、きっと逃亡して、また仲間を増やして戻ってくるに違いない。そんな想像ができるのは井の頭公園が緑豊かな環境を保ち続けているからでしょう。