ローマ史研究の第一人者である本村凌二さんによる、古代地中海文明の全史を描く全8巻シリーズ、第4巻が10月10日に刊行されました。
今回のテーマは「ヘレニズム」。ギリシアの北方、マケドニアの王アレクサンドロスの東方遠征によってギリシア文化とオリエント文化が融合し、あらたな文明世界ができあがります。本村さんによれば、地中海世界4000年の歴史の中で「見過ごされがちだった重要な時代」であり、だからこそ、このシリーズの中で特に1冊を設けたかったとのこと。
アレクサンドロスの描写がいきいきと描かれる様から、本村さんのこの8巻シリーズへの想いが伝わるようです。
地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明(Amazon商品ページ)